This prototype map may contain errors. Please don’t distribute.
1700年代後半にヨーロッパからの入植者が、オーストラリアに脆弱なブドウの若木を最初に植えて以来、何世代にもわたって開拓者とその子孫たちが、オーストラリア大陸南部の各地にブドウ畑を作り、地下にセラーを掘り、大地の風味を引き出してきました。そして数百年の間、数々の特徴ある美味しいワインを造ってきました。東部ではハンターのきりっとした若々しいセミヨン、西部ではマーガレット・リヴァーの黒スグリの風味が豊かなカベルネ・ソーヴィニヨン、タスマニアの吹きさらしの海岸からは繊細なスパークリングワイン、気温の高い内陸部のラザグレンでは、濃厚な色で蜜のように甘い酒精強化ワインが造られています。
オーストラリアワインの産地は、広大な「地域」(zone)、厳格に定められた「地区」(region)、そしてしっかりと狙いを定めた「小地区」(subregion)に区分けされた、地理的呼称(Geographical Indications、GI)で構成されています。公式GIの境界線は法で守られ、地区の名前の入ったラベルのワインを買ったら、中身は必ずその地区で造られたものです。この地図では、ワイン産地として既に確立されている場所に加え、現在正式に登録されていないものの、頭角を現しつつある新たなブドウ栽培地も示しました。
本文:© 2010 Max Allen
地図:© 2010 Martin von Wyss 無断複写・転載を禁じます。
vW Maps Pty Ltd, Suite 2, 104 Dover St, Richmond, Victoria
ブドウ畑位置情報提供:VineFinders